蓬莱山旅行記

京都名庭100選(21) 染まりゆく秋巡りスタート(2) 「蓮華寺」、「圓光寺」、「圓通寺」(by Bachさん)

蓬莱山
久々の客人が来たので、京都と奈良を案内しました。目的は、京都の「池坊全国華道展」と、奈良の「正倉院展」です。
1日目は、華道展の合間に、近場でそこそこの紅葉が見れるところということで、洛北の「蓮華寺」と「圓光寺」、「圓通寺」を訪れました。(写真は圓光寺の十牛の庭です)
予想通り、ちょうど色づき始めた紅葉が、見事な赤、緑、黄色のコントラストを見せ、幸いにして雨上がりで人出も少なかったので、まずは順調な紅葉巡りのスタートです。

「蓮華寺」は、ちょっと不便なところで分かりにくい場所ですが、詩仙堂の石川丈山や朱子学者の木下順庵、画家の狩野探幽、黄檗の隠元禅師らの協力を得て造営され、黄檗宗の様式建築と江戸初期の池泉鑑賞式の典型ともいえる庭園をもつ寺院で、紅葉の時期にははずせないところです。
庭園は、石川丈山作とも小堀遠州作とも言われ、まず目に飛び込んでくるのは、水面が輝いて見える綺麗な湧き水を湛えた池です。これに紅葉が見事に映って、「床もみじ」ならぬ「池もみじ」になっています。
この池は「水」の字の形に作られていて、「心字池」ならぬ「水字形」と呼ばれるそうで、左前方に亀島と鶴石が、右手前に舟石(ふないし)と呼ばれる石が配され、後方には、蓬莱山の姿が岩組みによって築かれています。
ここはお堂の柱が特に多い感じですが、逆にこれも風景の一部として見るように作られているそうで、庭園を見る時は、畳2枚分くらい下がって見てくださいということです。これは他でも庭園を見るときの一つのコツです。
鷲の杉戸絵がある本堂前には、ちょっと特長のある六角形急勾配の笠をつけた蓮華寺型石灯籠があり、江戸時代には茶席の庭によく使われ、茶人の間では有名なものだそうです。

「圓光寺」は、近くに詩仙堂、曼殊院、金福寺、修学院離宮などの名所があって、油断すると見逃しがちな、地味な雰囲気のお寺ですが、最近は夜間のライトアップがあって(丁度今日から始まります)、残念ながら人気の場所になったみたいです。
ここは、徳川家康が学問所として造った圓光寺学校を移転したもので、現在は南禅寺派研修道場として坐禅会などが実施されており、境内奥の山には、家康を祀った東照宮があり、高台には家康の歯が埋まっているという墓もあります。
玄関には現代日本画家の渡辺章雄の「四季草花図」が彩りを添え、宝物館には、我が国最古の木製活字や、円山応挙の「竹林図屏風六曲」、渡辺始興の「寿老人図」(何れも重要文化財)等が展示されています。
庭園は、「十牛の庭」と呼ばれ、見事な枝振りの百日紅の老木と、降り注ぐかのような紅葉の中に、本当に牛がいるかのような石組みが素晴らしい。
庭を歩くと、洛北で最も古いと言われる栖龍池(せいりゅうち)の水面が鏡となって紅葉を映し出し、裏手にはすばらしい孟宗の竹やぶがあります。
水琴窟の音を聞きながらゆっくりした時間が過ごせます。
欲を言うならば、ここの紅葉は今の時期より、「散り紅葉」の方がベストかもしれません。老木の「百日紅の花」も見る価値ありです。

「圓通寺」は、元々は後水尾天皇の山荘で、霊元天皇の乳母、圓光院文英尼が開山して以来、皇室の祈願所となったところです。
後水尾天皇は最も比叡山の眺望に優れた地を求めて、ようやくこの地を探し当てたということで、比叡山を借景とした枯山水庭園からの眺めを愛していましたが、この地には水がないため、修学院離宮を造成するに至ったという話です。
従って、お堂の柱と庭の杉やヒノキの木立の間から見える、薄青い比叡山の借景は見事で、この寺から見る比叡山は京都一と言われています。
しかもこの時期には、赤く色づいた紅葉と、苔と大小40個の庭石とがベストマッチングーで、おまけに生垣の向こうの竹林も計算されていて、昔の日本人はなんとセンスがいいのだろうかと驚嘆するばかりです。
特筆すべきは、ここでは撮影禁止の貼り紙が特に強調されていて、以前はこの借景庭園を守るため、周囲の土地を買い足したり、ガイドブックにも極力載らないようにしたり、小学生以下拝観禁止や団体は事前申込制、写真撮影厳禁という厳しい姿勢を貫いていましたが、周囲の開発が進み、もはやこの庭園の景観はこれまでと悟った住職が、数年前より写真撮影の許可を出したということです。

しかしながら、あまりの美しさにシャッターを押さずにはいられず、遠慮しながらも、しっかりと撮影してきました。

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  • http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/



  • 【旅行時期】2008/11/08~2008/11/08
    【エリア】京都市内
    【テーマ】寺社・札所めぐり
    【投稿者】Bach

    日本和菓子紀行(嘉祥(かじょう)の儀、日枝神社の巻)(by 一歩人さん)

    蓬莱山
    京都旅行で、すっかり、和菓子に魅せられて、
    東京でも、京和菓子を求め、とうとう、
    京和菓子教室に通い、その2年後、素材や
    創作菓子、工芸菓子の創作イメージ力に引かれ、
    「花より、団子」から「団子より、花」へ大変身し、
    かなりのコレクションができあがりました。
    ということで、蔵出し写真の公開と。
    紀行をはじめる次第。

    初回に相応しく写真は、、奉納される和菓子
    「蓬が嶋(よもがしま)」です。
    中国に仙人の住む「蓬莱山」 (ほうらいさん)の別名。
    今のご時世へ、「天下泰平、国土安穏」を願って、
    奉納されております。ああ!感激!!

    また、皆皆様方に、今回、お伝えしたいことは、
    山王祭以外にこんな楽しみを日枝神社で見つけること
    ができて、私は、幸せ者でござる。と。
    ふ、ふ、また自己満足の癖が!?
    では、お楽しみ下さい。
    (撮影2003年6月16日 日枝神社)

    (旅行記の名称を変更しました。
     和菓子紀行から日本和菓子紀行へ。すみません。
     2008年10月7日 午後1:30)

    【旅行時期】2003/06/16~2003/06/16
    【エリア】その他東京23区
    【テーマ】寺社・札所めぐり
    【投稿者】一歩人

    蓬莱山から小女郎池〜 秋の気配を感じながら(by jyugonさん)

    蓬莱山
    想定外のお天気に誘われて遅出になりましたが、びわ湖バレイから蓬莱山〜小女郎池辺りを歩こうと出かけることにしました。

    天気予報とは裏腹に琵琶湖も周りの山々もくっきりと見えています。昨日の今日で少々お疲れモードではあったのですが、思い切って出てきてよかったと思えるような気持ちの良い山歩きとなりました。

    但し、無理をした付けが回ったようで帰る時にはちょっとえらいことになる羽目に…

    以前はゴンドラで上がったのですが、121人乗りの新しいロープーウェイが出来て山頂まではあっという間です。
    今日のコース
    びわ湖バレイ駐車場〜ロープーウェイ〜蓬莱山〜小女郎池

    びわ湖バレイのロープーウェイ・リフトの営業時間、料金についてはこちらを参考にどうぞ。
  • http://www.biwako-valley.com/green_season/feetime/



  • 【旅行時期】2008/08/17~2008/08/17
    【エリア】大津・石山・雄琴
    【テーマ】登山・ハイキング
    【投稿者】jyugon

    打見山・渓流の道 夫婦滝ハイキング(by はんなりさん)

    蓬莱山
    昨秋の
    蓬莱山・悲哀伝説の小女郎ヶ池めざして
    のハイキング時に

  • http://4travel.jp/traveler/hannari/album/10097398


  • 時間の都合で「いや、チョットは筋肉痛もアリで(苦笑)」
    諦めた夫婦滝ハイキングコースを
    花々が咲き始める春を待ち
    歩いて来ました。


    【旅行時期】2007/05/04~2007/05/04
    【エリア】志賀
    【テーマ】登山・ハイキング
    【投稿者】はんなり

    京都名庭100選(11)新緑とサツキめぐり4〜松尾大社(by Bachさん)

    蓬莱山
    さらに西へ移動し、嵐山あたりまでいくと、賀茂神社と並び平安遷都以前からの京都最古の神社といわれ、酒の神で名高い松尾大社があります。
    境内には、奥の滝から松尾の神様の使いとされる亀が現れ、霊泉が湧き出たと言われる「亀の井の水」がありますが、「この水で酒を醸すとき福が招来し家業繁栄する」との御宣託があったことから、延命長寿、よみがえりの水として知られていて、全国の酒造家や醤油、味噌、酢等の関係者からの信仰が厚いところとなっています。その関係で、境内には全国の酒造家から奉献されたたくさんの酒樽が並べてあります。

    松尾大社の楽しみは、昭和の庭園学の第一人者「重森三玲」の最高傑作と言われる「松風苑」です。
    古い歴史のある庭園が殆どの中で、この庭園は昭和50年に造られたもので、伝統を重んじながらも現代的な表現を目指した重森三玲の「永遠のモダン」の最終表現の庭園であると解説されています。
    この松風苑は、上古風の「磐座(いわくら)の庭」、平安風の「曲水の庭」、鎌倉風の「蓬莱の庭」の三つの庭からなりますが、この時期の新緑とサツキと石組みが絶妙のコントラストを醸し出しており、まさに今しか見れない絶景です。
    どの庭もとにかく石が目立ち、全部で200個余りあるそうで、すべて徳島県吉野川の青石が使われているそうです。
    「磐座(いわくら)の庭」は、古来から深く関わりのあった磐座に因んで、神々を石によって象徴したとされており、勇壮で剛健。
    「曲水の庭」は、最も栄えた平安時代を表現したもので、曲水の水とサツキと大小の石の配色が素晴らしく、神様の使いの「亀」のイメージも醸しだしており、優雅で華麗。
    「蓬莱の庭」は、仙人が住むと言われる蓬莱山を模して造られた池泉庭園になっていて、これまた神様の使いの「鯉」が優雅に泳いでおり、幽玄で穏健。

    詳細はコチラも→
  • http://shokyoto-kyoto.seesaa.net/

  • 【旅行時期】2008/05/21~2008/05/21
    【エリア】京都市内
    【テーマ】寺社・札所めぐり
    【投稿者】Bach

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